豪華なライブですね。わかります。 劇場版スタァライトオーケストラコンサート

 私は今、劇場版スタァライトを見直しながらこれを書いています。にくすいです。またしてもスタァライトでエネルギーの放出先が見当たらなくなりこうやって文章を書いております。

 

 今回の「劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト」オーケストラコンサート、こんな言葉で表してしまうのもあれなのですが、最高でしたね。オーケストラによって演奏される煌びやかな劇伴とキャストさんの歌うレヴュー曲の熱量で、見てる我々がキリンのように燃え上がりそうでした。私は昼の部のみの参加でしたが、これを書いている今も(22時頃)その熱がまだ体の中で火が付いたままです。

 オーケストラの演奏の後ろでは本編の映像が流れているのですが、その映像に合わせてライトによる演出も加わっており、ライブエンターテイメントとしての完成度もすごかったです。観客である私たちを映画の中に引き込んでいくようでした。

  

 そんな、熱量の高いオーケストラコンサート。覚えている範囲で各楽曲等について記入していきたいと思います。

 

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 まずコンサートが開演して一曲目に私たちを迎えたのは、再生賛美曲でした。演奏が始まった瞬間に意外過ぎて驚きました。スタァライトシートの特典でわかってはいましたが頭に持ってくるとは思いませんでした。さらにそれだけではなくキャスト陣が舞台袖から現れるのです!一曲目から!?もういらっしゃるのですか!?と驚かされました。当然そのまま歌い始めるキャスト陣。オーケストラも聞けてキャストの歌も聞けていきなりのごちそうに気を失いそうでした。

 曲が終わればキャストのあいさつですね。わかります。八人みんなが今回出演できなかった生田輝さんモチーフの紫色を衣装に取り入れていて、とても胸が温かくなりました。

 

 そして、始まる劇場版楽曲の演奏。ここからは劇場版に流れた順番に演奏がなされていきました。オーケストラの後ろにでかでかと現れる何度もスクリーンで見たトマト。そして幾度となく聴いたイントロが流れ始めるのです。これを聴きたかったのだとかなり強く思いました。そしてオーケストラの演奏で聴くといつも以上に壮大さと力強さを感じました。

 

 二曲目の「蝶の舞う庭」では、それぞれのキャラクターに合わせて曲が展開していくため現れる楽器だけでなく楽器の奏でるメロディが印象が切り替わっていくのがとても楽しい楽曲でした。特に香子部分でのおそらくハープがお琴のような音を奏でていたのはかなり印象的でした。

 三曲目は、華恋たちの子供時代を描いた楽曲でした。

 

 そして流れる「ki-ringtrain」!いや!そこも流れるんかい!とツッコみをいれつつも次にくる「wi(l)d-screen baroque」とセットみたいなこともありますからね。ここでは赤いライトが右から左に点灯していく演出が印象的でした。

 「wi(l)d-screen baroque」では、演奏が始まると舞台袖から小泉萌香さんが登場してくるのです。まるで九九組の六人がばななを見たときの気持ちに私たちもさせられ、一気に楽曲の中に引き込まれていきました。曲調が中東のように変わるところではコンガの演奏が入ってきたのもとても楽しかったです。いいですね、コンガの音。

 

 約束タワーが、フルコーラスの長さで演奏されるサプライズや「舞台少女心得 幕間」の歌唱なども行われました。この二曲の流れは本当にテンションが上がりましたね。劇場版のあの決起集会のシーンだけではなく、テレビ版終盤の感動も思い出してしまうかのような演出には心を揺さぶられました。そんな形で会場はひたすらに温まったまま前半戦が終了。

 

 

 ここでキャスト陣によるトークショーが始まりました。みんなでお題に対して同じ回答をするゲームをしていたのですが、「チューブラベル」のことを「のどの自慢のやつ」と答えていたりと楽しそうでした。

 

 

 再びオーケストラの演奏が始まりここからはほぼレヴュー曲ラッシュ!

 「わがままハイウェイ」では、金管楽器がとてもかっこよかったです。イントロの力強い音もカッコよかったですが、デコトラパートの勢いがとても最高でした。イントロのビブラスラップも印象的でしたね。伊藤彩紗さんが相手がいるかのように歌唱するので私たちにも生田輝さんが舞台に立っているように映りました。ライトがお花の形になっていたのも良かったですね。デコトラに合わせてまっすぐ客席に向けられるライトの眩しさも良かったです。

 

 「MEDAL SUZDAL PANIC◎○●」では映像にあわせて演奏が止まるため、じわじわと感じる怖さが印象的でした。最後のパートではまひるの優しさがにじみ出る岩田陽葵さんの歌声を生で聞くことのできたのもとても幸せでした。またこの曲も前半の金管楽器のメロディが楽しいものなのでオーケストラで聞けてとても楽しかったですね。

 

 「ペン:力:刀」はもうただただ、佐藤日向さんと小泉萌香さんの力強い歌声に圧倒されました。楽曲の最後に二人が舞台袖に向かっていくときもまるで映画のシーンをそのまま目の前で見せられているようで涙腺が緩んでしまいました。バイオリンのソロパートもすごく鮮烈でした。

 

 「キリンのためのレクイエム」では、線路に火がついていく際のあのもの悲しくも力強いサウンドがオーケストラによりさらに心の奥底から揺さぶられるようなものになっていました。

 

 「美しき人 或いは其れは」の富田麻帆さんのロングブレスには震えましたね。鳥肌が立ちました。生だからこそのロングブレス声量。相場あいなさんとふたりですごい熱量の歌声でした。クラリネットだと思うのですが、話が展開していくときに流れる印象的なメロディがとても美しかったです。最後の焼け落ちていく十字架のところで奏でられるチューブラベル(のど自慢のやつ)の鐘のような音もとても印象的でした。

 

 待ちに待った「スーパー スタァ スペクタクル」では、マッドマックスパートのギターがめちゃんこかっこよかったので「モニターで抜いてあげてよぉ!!!」って心の中で思ってしまいました。いなかったのかな舞台上に?小山百代さんと三森すずこさんの熱量もすごく我々も二人のキラめきに目を奪われてしまいました。口上シーンではライトが画面に映っている映像から続いてるかのような動きをしていたのもあって、完全にあのシーンに会場ごと連れていかれてしまったようでした。

 その引き込まれた状態のまま流れるように「私たちはもう舞台の上」の演奏に映っていき、もう気持ちが際限なく高められていくようでした。テンションが上がりきった状態で求められる手拍子。さながらニューイヤーコンサートラデツキー行進曲のような感覚ですね。(現地は行ったことないけど)

 

 アツアツになった会場に締めの言葉でまとめていくキャスト陣。伊藤彩紗さんが背中に生田輝さんブロマイドを入れていたのは、さすがに会場にも笑いが漏れてしまいました。

 アンコール替わりに「星のダイアローグ」が歌われ、公演は終了。とても熱く楽しいイベントでした。

 

 

 今回のイベント、オーケストラコンサートというよりもキャストさんが言っていたオーケストラライブといった感じのものでしたね。コンサートを聴きに行ったという側面よりもライブを聴きに行ったという印象でした。

 最初にオーケストラコンサートなのに幕張でやると言われた時は正直疑問符を浮かべましたし。でもかと思えば、シネマオーケストラみたいな側面も持っていたりして。ライブエンターテイメントの楽しさを思い出させてもらいました。早くコロナなくならないかなぁ。

 

 個人的にはちゃんとしたコンサートホールでオーケストラメインのバージョンも聞いて観たかったりもするのですが…

 

 あと物販の受注生産が決まりましたね!やった!スコア買えなかったんですよ!みなさんも買えなかったもの買いましょう!というか全部買いましょう!スタリラ舞台への予算に響かない程度に…

 

 多分また追記修正等しますが、きりがないのでこの辺りで一度区切りたいと思います。

 それでは。

 

※2/7一部追記、修正