ジャパンスタイルで描かれるスターウォーズ ~スター・ウォーズ:ビジョンズ~

 

 アメリカよ、これがアニメだ。

 


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 オムニバス形式の作品が意外と好き。にくすいです。

 ついに配信が始まりましたね。スター・ウォーズ:ビジョンズ。自分はそれなりに楽しみにしていました。制作会社が好きな作品を作っているところが多かったことや、日本で作られるスター・ウォーズはある意味で逆輸入的な展開がどういった魅力を引きだすのか気になっていたこともあってワクワクしながら視聴しました。(クローンウォーズも日本で作られてるスター・ウォーズではありますけどね。)

 そこにあったのは、間違えなくスター・ウォーズの世界観を持っていながらもこれまでとは違う。ジャパニメーションらしいシナリオや空気感を持った作品たちでした。スター・ウォーズのストーリーラインを別の作品と掛け合わせたものや、日本独自の時代劇や任侠のようなストーリーをスター・ウォーズ世界観で描いたものなど、スター・ウォーズの映画シリーズからは離れていながらも、間違えなくスター・ウォーズである作品を見せていただけました。

 あえて、スター・ウォーズの世界にはなかったものを取り入れた作品や今では変更されてしまった設定をあえて別の形でよみがえらせたり、黒澤作品のオマージュを行うという逆輸入スタイルや、スター・ウォーズシリーズに登場したセリフやカットのオマージュを巧みに取り入れるなど、それぞれの作品からのスター・ウォーズ愛も私を楽しませてくれました。意外とどの作品も作品の時代背景が大体どのあたりに位置しているのかが明確に描かれているあたりもヲタク心に刺さってよかったです。

 

 個人的に特に気に入ったタイトルは”The Duel”, "村の花嫁", "九人目のジェダイ"ですね。もちろんすべての作品「そう来たか!!!」と思える面白さがあり、大好きです。

 

 ただ、若干思うのは、これアニメファンじゃない人は楽しめたのかしらという部分ですね。まあでも文句があっても腹の中に収めて冷静でいるのがジェダイですし平気ですよね?

 

 スター・ウォーズの世界観を活かしていく取り組みは、どれも色々なアプローチが見られるので個人的には面白くて最高ですね。

 ハリー・ポッターシリーズとかマトリックスも同じような取り組みをしていて、世界観のしっかりした作品は本編以外でも様々な楽しみを与えてくれるなとしみじみと感じます。

 

 それでは、また次回。フォースと共にあらんことを。

 

 P.S. ロップちゃん可愛いね