書き足りないのですね?わかります -劇場版スタァライト-(ネタバレあり)

 四週目特典も決まり、監督のインタビュー記事も出たうえでまだまだ書き足りないにくすいです。全三回でとても読み応えのある内容でした。監督が過去のスタァライトを作った時に感じて、今回のスタァライトの内容にするに至ったかといったことや、各レヴューシーンについてなどなど、記事の内容を念頭に置いてもう一度見たいと思える内容でした。

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『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』監督・古川知宏インタビュー② | Febri

『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』監督・古川知宏インタビュー③ | Febri

 

 私はといえば、三回目を劇場に友人を連れて見に行き、三週目特典欲しさに四回目も行きました。二週目特典はまひるちゃんでした。可愛いね。

 

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 三週目特典は三週目特典で、ファンの欲しいもの上げちゃいますな内容。華恋とひかりが見た戯曲スタァライトのフライヤー風の表紙のスタッフ本!中身も良き絵の嵐でした!

 

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 今回の感想は前回触れきれなかった部分や新たな発見等書いていきます。前回同様ネタバレ有りなので、まだ見てない兄貴姉貴たちは見てからにしてください。じゃないときらめきを奪います。

 

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 三回目の鑑賞には、川崎チネチッタのLIVEZOUNDを選んだのですが、やはり調整されていると聴こえ方も違って色々としっかり聞き取れたり、楽しませていただいたりしました。もちろん三回目というのもあるとは思うのですが、レヴューシーンの歌詞が聞き取りやすくも戦闘の激しさなどもより迫力のあるものになっていました。おかげで最初のワイルドスクリーンバロックで戦闘中のばななが、どのようなことを投げかけていたのかを知ることができたりしました。ばななが本気を出せと言っているのは、アニメの真矢からばななに言っていたことを彷彿とさせられました。あとはまひるのホラーシーンに全力が注がれていたのが最高でした。色んな方向から聞こえてくるまひるホラーボイス。最高にぞくぞくと恐怖と可愛さを感じさせられました。変な意味ではなく。

 四回目の鑑賞ではTHXシアターでは、効果音などが際立って聞こえるようでレヴューシーンの迫力が増しました。ただ、THXシアターは色々と難儀な部分も抱えていて劇場内環境をしっかりさせた分、他人が少し音を立てるだけで聴こえてしまったり、少し音圧の強さを感じる音があってしまう部分があります。

 

 さて、映画の話に行きまして、作中全編通して実は二つ星がいろんなとこに隠れていましたね。結構探すのが楽しくなるくらいにはいろいろな場所にありました。

 華恋が子供の頃のシーンで「スタァライト」を見るまでは色々聞かれても「わかんない」と答えているのが印象的でしたよね。華恋はひかりとの「スタァライト」という運命の舞台を自分の求める輝きとして手に入れますが、彼女はそれしか興味のあることを持ってなかった殿だと思います。それゆえにひかりが約束を守っているのかということを知るのがすごく不安だったのではないでしょうか。時間が経つほどに強くなっていく不安に私の心も締め付けられるようでした。また、中学生の華恋のシーンでは、男子と一緒にいるシーンがありましたね。きっと彼女がまだ舞台少女を目指す普通の少女であったことを描くために彼らは出てきたのではないかと思います。普通の喜びを捨てた舞台少女である彼女を強調するために必要なシーンだったのではないでしょうか。

 また、まひるとひかりのレヴューシーンでまひるのトーチの形が上から見ると星の形になっていることに今更ながら気が付きました。これは、東京五輪の聖火のトーチが上から見ると桜の形になっていることがモチーフなのかなと思ったりします。

 純那ちゃんとばななのレヴューシーンでの最初のばななの「がおっ!」のとこかっこ可愛くてずるいですよね。そのあとの純那ちゃんが立ち上がってからのばななのセリフが全部ツッコみどころ満載なのもいいですよね。「私の刀返してよ!」に始まり「眩しくて何も見えないくせに!」というセリフが続きます。実際にはばなな自身がまだ第99回聖翔際でのスタァライトの眩しさで目がくらんでいる状態だというのに。それが、あの眩しい舞台もそのばななの見てる物自体なんだと思います。それを純那ちゃんが切り崩していくという。そして切り崩して純那ちゃんが夢に、ポジションゼロに近づくことで、拡散光を霧にあてたような眩しさは消えて、直線光のライトで純那ちゃんにスポットが行くように演出する。やばいですね。どんだけ表現する気なんですかね。全編通してそうですが、レヴューシーンの詰め込み具合が怖いです。

 真矢クロのレヴューシーンは、真矢ちゃんがオスカルのお化粧をしてるのが個人的にかなり刺さりました。そこにそれを足すのはずるい系ですね。あのシーンは感情出す前にもいろんな真矢ちゃんが見れるのもとても最高でした。真矢ちゃんが器の首をはねられた後の演出もお金のかかって舞台感があっていいですよね。階段両脇の柱の照明の色が変わったり、上掛けのボタンが描かれた絵が奈落に落ちてそこから真矢ちゃんが出てくるところなど。クロちゃんが自らに剣を突き刺すシーンで照明が切り替わって消えるのも舞台っぽくて好きでした。

 

 さて、前回全く触れられなかったひかりについてです。ひかりの表情がアニメ版の経験があったことで表情が豊かになっているのが本作ではとても印象的ですね。とくにまひるとのレヴューシーンではころころと表情が変わるので見ごたえがあります。また、きらめきを取り戻したためなのか、ひかりの瞳からすごく吸い込まれるような力強さも感じてしまいます。子供の頃のひかりもそうなのですが、目力がすごくあるんですよね。その目力を取り戻した結果なのか最後のレヴューシーンでのひかりは本当に輝いているように見えます。すべてが終わって華恋に話しかけるシーンでの表情もすごく目に焼き付くものでした。アニメ版から一番変わったのはひかりなのかもしれないですね。

 ひかりが、華恋に手紙をもう一度渡すシーンで「舞台で待ってる」と言ったのも最高でしたね。アニメ版でひかりを向かいに行く華恋にみんながかけた言葉をひかりがかけるという展開。ある意味で唯一その言葉を華恋にかけていなかった一人でしたからね。

 

 

 監督のインタビュー記事の中で二つ星について描かれていると言っていましたね。正直自分は最初にその部分を見たときかなり驚きました。まさか作中のキーアイテムになっている三つが全部絡み合っているとは思いませんでした。これはラストシーンからエンドロールにかけてを見ていただければわかると思いますのでここでは触れません。でもツイッターでも図解してくれていたりする人がいるのであまりにも気になったら調べてください。

 あと列車のレールが赤いのは運命の赤い糸ということだったのでしょうか。運命の舞台への列車、それゆえに次が決まっていなかったから脱線していたのかなと思いました。

 

 さて、今度こそ書き終えた気がします。しまs…しないなぁ…でもまあ、さすがにこれ以上書くのも野暮な気がするのでここまでにしたいです。もう十分野暮なぐらい書いてますけど。

 

 それでは、また次回。

 

 四週目特典も欲しいなぁ。

 

 

【追記】

 書き忘れだぁぁぁぁぁぁ!書き忘れあったぁぁぁ!!!書きたいと思ってたのにすっかり忘れてる場所がありました。

 一度目のワイルドスクリーンバロックのあとの決起集会のシーンについてです。 あのシーンでボタンを奪われた5人が光の当たらない場所にいるのに対して真矢ちゃんだけが光の当たるところにいました。その後の舞台創造科の面々のやり取りを経ていくに連れてどんどん彼女たちへと光があたっていく。真矢ちゃん以外は舞台の上にいなかった。そんな彼女たちが舞台創造科の面々によって照明に照らされていく。舞台という構図が完全に描かれていながらも、彼女たちを次のステップに進める演出をしていることに鳥肌がめちゃくちゃ立ちました。本当に色々な演出をされていてびっくりです。

 ここまでが書き残しの部分でした。それでは。