美女と野獣 2017年版 レビュー

久々にレビューを書く作品はこちら「美女と野獣」の2017年版です。

 

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実写版という表現をすると数年前のレア・セドゥ主演でやったもとの区別がつきにくくなってしまうので2017年版と表記することに。

 

実は、2012年に公開した「マレフィセント」があんまり好みではなかったがためにディズニーの実写リメイクを少し避けていました。しかし、今回はキャストの豪華さに後押しされ勇気を振り絞って観ることにしました。

 

さて、実際に見た感想ですが、あの世界観が丁寧に再現されていたと思います。しかも、ただ再現するだけではなくより現実的に再現されていました。骨董品に変身してしまった家来たちの顔は、それぞれの骨董品に存在するパーツを顔に見立てるようにしてあったり、ベルの家の位置も村の中にちゃんとあったり、ベルのお父さんの発明がもっと一般的なものになっていました。さらに、ビジュアル的な部分だけではなく、シナリオとしての部分でも現実的になっていました。なぜ村の人が城のことを知らないのかということの理由づけや、キャラクターの人となりが丁寧に描かれていたように感じます。

 

個人的に好きだった部分について話をさせていただきますと、ルミエール役のユアン・マクレガーとコグスワース役のイアン・マッケランが最高だったということです。

ユアン・マクレガーがルミエールをやることで、より軽い感じのキャラクターになっていたように思いました。さらに、それを抑えようとするイアン・マッケラン。好きな俳優がそれらしい役をやっているのは本当に素晴らしい。

 

今回の映画、オリジナルの要素やオリジナルの楽曲がかなりあるので、もしも見る場合はアニメの方と一緒に見ることをお勧めします。